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恵 比 寿 A 邸
Ebisu A Residence
恵比寿A邸
<マンション改装>
典型的な「中廊下」型プランをやめ、住戸の外周沿いにぐるりと回って奥の広間(LDK)へ至る「廻り廊下」に変えた。玄関から奥が一望できないためプライバシーが保たれ、足を踏み入れば気配と奥行を感じられるアプローチである。廻り廊下沿いには圧倒的な壁面収納を設けており、効率的な収納空間としても機能する。
住戸全体を覆う天井は大きな波型の繰り返しとして、玄関から奥の広間へと人を誘導する。この波型天井はバルコニーに入った光を効率的に受け、広間を明るく為の仕掛けでもある。バルコニーに置かれた階段状のひな壇は植物を置く台であり、明るめの葉の植物を置き室内に間接光を取り入れることを意図している。
以前はセミクローズのキッチンであったが、壁を取り払いダイニング・リビングと一体空間のオープンキッチンに。壁付カウンター中央に動かせないパイプスペースがあるため、天板手前を少し湾曲させて奥行きが残るようにしてシンクとコンロとの連続性を確保。来客を受け止めるアイランドカウンターはキャスター付の可動式でIHヒーターが載る。チャコールグレーの天板は現場で顔料を入れ調合した色モルタルにセラミックコート。アイランドカウンターにかみ合うダイニングテーブルもキッチンと共に造作家具工事で製作した。
所在地 東京都 内装設計 八木建築研究所
主要用途 共同住宅の一住戸 施工 K&K建築工芸
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造 竣工 2021年5月
マンションの内装工事
床面積 70.15㎡
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